望みの行方
寒い風 街は夜
俺は肩落として帰る
ため息が白く昇ってった
夢だけで生きていけると思ってた
空っぽの自分がいま
道端に捨てられた
アルミ缶みたいでさ
やるせなく蹴飛ばして
転がってった音が
カラカラと響いては虚しかった
こぼれ落ちた手のひらの隙間
残るひとかけの夢握っていた
憧れとか理想だって
時にはすごく邪魔になるんだ
不安の中崩れそうで
叫びたい夜もあって
ひどく切ない
でも揺るがない思いを抱いたまま
答えを探し続けてた
音もなく街が生まれ変わり
置き去りの迷いの中
不確かでも足を踏み出してゆく
憧れとか理想だって
時にはすごく邪魔になるんだ
不安の中崩れそうで
叫びたい夜もあって
ひどく切ない
でも揺るがない思いを抱いたまま
何度も立ち止まるのだろう
それでも前に進むだけ